今まで頑張って働いてきた職場をやめたいと思った時、周囲の人との関係をなるべく壊さずに円満退職をしたいと思いますよね。自分が退職することで迷惑をかけないかなんて心配になることもあるかもしれません。ではどうしたら円満に退職できるのでしょうか
まずは病院の就業規則をみておきましょう
退職をする時期に関しては病院の就業規則が関わってくることがあります。病院側としてもよっぽどなことがない限り急な退職は困ってしまいますし、円満に退職できるとはいいがたいものになってしまいます。
場合によっては引き留められることもあります。しかしそこで強行突破して退職してしまったのでは、次の新しい職場に移った時も気持ちよく仕事はできません。立鳥跡を濁さずといいます。転職の時も同様に、きちんと退職をして新しい職場でのびのびと仕事をしたいですよね。
退職時期について
病院の就業規則を見れば、退職のどのくらい前に伝えてほしいのか明記されている場合がありますので、事前に調べておくようにします。
退職を考えている時
なるべく上司から先に報告をするようにします。回りまわって上司の耳に届くよりも、上司から先に報告をしておいた方がお互いの関係をギクシャクせずに、退職できるでしょう。
退職をする理由にもいろいろありますね。自分のために退職をするのか、それとも家庭の事情でどうしても退職せざるを得なくなってしまったのか。また妊娠や結婚を機に退職をするなんてこともあるかもしれませんね。
自分の理由で退職をするとき
例えば、自分が今の職場に合わない、もっとやりたい看護があるといった時には自分の都合での退職という形になります。退職をするために他の人への迷惑が掛かってしまうのは容易に予測されることです。むやみに周りに言いふらさずに、退職の意思があるということを上司に早めに示しておきます。ただこの時も言い方は大切で、いきなり辞めますというのではなく、どういう理由で退職をしたいのかを明確にしておく必要があります。場合によっては上司に引き留められるということもありますので、転職先が決まってから退職の話をもっていくようにします。
妊娠や結婚を機に退職をするとき
結婚や妊娠がわかった時点で、なるべく早い段階で退職の意志があることを報告します。産休などの福利厚生が得られる場合は、退職を引き留められるということも十分に考えられますので考える時間をもらった上でやはり退職の意思が決定したことを伝えるようにしましょう。
結婚や妊娠など、職場の規則や法律が絡んでくる場合もあります。それによっては職場側も対策を講じる必要がありますのでなるべく早い段階で報告をするようにしていきます。
夫の転勤でやむを得ない退職となる場合
夫の転勤についていく場合、急に決まってしまうこともあり得ます。そのため、転勤がありそうなときや決まったときにはなるべく早い段階で上司に報告するようにしておきます。
家庭の事情で退職を希望する場合
家庭の事情とは、例えば介護をしなくちゃいけなくなった、自分が仕事をやめて家業を継がなければいけなくなったといった時のことです。状況によってか介護休暇で済む場合もあります。退職を考えた時点で上司に相談してみることをお勧めします。
退職が決まった時にも、たくさんやることがあります。退職前に、看護部長や事務局長と面談があることもありますので、退職が決定したらどんなことをする必要があるのかを確認しておくようにします。就業規則で退職届をいつまでに提出するべきか記載がないこともあります。そういった場合には退職が決まった時点で上司に確認しておくとよいでしょう。
退職が決定したからと言って、有給休暇が必ずしもすべて消化できるとは限りません。引継ぎをする必要があることもあります。自分が退職までに何が必要なのかを早めに確認してスケジュールを立てておくことをお勧めします。
また転職先が決定している場合には、新しい職場から事前に提出するように求められる書類も同時に進行していかなければなりませんので余裕のあるスケジューリングが必要になってきます。
返却が必要なものや個人で処分してよいものなど、様々あります。特に健康保険証、職員証などはきちんと返却を求められる場合が多いので必ず確認しておくようにします。
退職の挨拶に回る場合、病棟のスタッフまでの挨拶までにするのか、それとも看護部長や関連部署にまで挨拶に行くのかどうかを前もって決めておくと挨拶の当日慌てずに済みます。
退職といっても様々な理由があり、周囲の人への影響や気遣い、気になるところはたくさんありますよね。ですが今まで述べたことを参考していただければ、きっと円満退職に結び付くはずです。そして新しい職場できっと、自分の思い通りの仕事が出来るはずです。少しでも気になることがあれば、気軽にキャリアプレゼントまでご相談ください。